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ソーラーパートナーズ独自の取組
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電力自由化で80倍の誤請求!?その背景にあるものとは

監修者
中村雄介 ソーラーパートナーズ専務取締役

著書2冊、NHKをはじめメディア出演多数。

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電力自由化で現場混乱中

2016年4月から電力自由化が始まり、「新電力」と呼ばれる、新規参入した電力会社に契約を切り替えたご家庭も出てきました。

新しい制度が始まるときは、どれだけ周到に準備していても、いくらかの混乱はあります。
今回の電力自由化も、決して例外ではありません。

電力自由化の最前線、特に請求関連では、ひどい混乱が発生しています。

電気代80倍請求も 東京電力ずさんな計測、怒る新電力

東京電力ホールディングスから新電力事業者に乗り換えた顧客約6400件分の電力使用量を、東京電力が把握できていない――。
日本経済新聞がそれを報じて1カ月弱。
同社は7月1日の報告書で事実を認めたが、抜本的な解決策を示していない。
一方で、個人客が80倍の料金を誤請求されたケースも明らかになり、クレームの矢面に立たされる新電力各社の怒りは収まらない。
引用:日本経済新聞(電子版) 2016年7月19日

この記事によると、普通に生活しているご家庭で、一ヵ月の電気代として20万円以上も請求される事例が出ているそうです。
「少しでも電気代が安くなるなら」と、新電力に契約を切り替えたにも関わらず、こんな法外な請求書が届いたらびっくりしてしまいますね。

混乱の原因は、東京電力のシステム不具合

なぜ、こんな混乱が生じているのでしょうか。
さまざまなメディアでも既に伝えられていますが、原因は東京電力のシステム不具合にあるようです。

東京電力から新電力に契約を切り替えても、実際に送電網を握っているのは、東京電力子会社の東京電力パワーグリッド(東電PG)です。
新電力各社は、東京電力パワーグリッドから送られてくるデータをもとに、顧客に請求するという流れになります。
今回の混乱は、この東京電力パワーグリッドから送られてくるデータに誤りがあったり、そもそも予定通りデータが届かないことが原因になっています。

クレームの矢面に立つのは新電力

先ほど説明した電力自由化における新電力と東京電力の関係(他大手電力会社含む)は、かなり報道もされているのでわかっている方もいると思います。

しかし、そうは言っても「新電力に契約を切り替えたら請求がおかしくなった」となれば、まず批判の矢面に立つのは新電力になります。
混乱の渦中にある新電力各社は、悲鳴をあげながらクレーム対応をしている現状です。

あまり考えたくはないですが、東京電力は電力自由化によって新電力に顧客を奪われた形になるわけですので、電力データの提供に身が入らないのかもしれません。

さすがにわざとやっているということはないでしょうが、東京電力が直接消費者と向かい合っていた時と比べると、対応がいま一つのような気がします。

自分たちの看板で顧客に向き合うときと、他人の看板で顧客に向き合うときとで、気持ちの入り方が変わってしまうのは人として自然なのかもしれません。

太陽光発電の工事も同じ?

電力事業とは異なりますが、太陽光発電の工事の場合でも、同じことが言えます。

太陽光発電の販売を行う会社には、自社で工事スタッフを抱えて「自社施工」を行う会社と、下請けの工事会社に依頼する会社があります。

自社施工を行う会社の工事スタッフからすると、自社の看板でお客様のご自宅に設置工事を行うわけですから、かなり身が引き締まることでしょう。
一方、下請け工事を行う会社の工事スタッフからすると、他社の看板でお客様のご自宅に設置工事を行うことになるわけです。

もちろん、職人としてのプライドがありますから、いい加減な工事をわざとやるということはないでしょうが、自社の看板を背負うときと比べると、身の入り方が変わってもおかしなことではないかも知れません。

ソーラーパートナーズでは「自社施工」の会社しか加盟できないようにしています。
その理由は、こういった要素も加味してのことです。

せっかく太陽光発電という素晴らしいシステムを導入するなら、より安心して買える会社を選んで欲しいと考えているからです。

※自社施工の会社を選ぶ事のメリットを解説した記事もございます。
併せてお読みください。

まとめ

東京電力のシステム不具合は、まだ収束していないようです。
まだしばらくは請求業務のトラブルが続くかも知れません。

新電力に契約を切り替えた方は、ご自宅の請求におかしなことが起きていないか、ご注意いただきたいと思います。
特に、銀行引き落としにしている方は、明細をきちんと確認しないと、なかなか気づけないかも知れませんので、要注意です。
(明細を見ても、正しい自宅の電力使用量を把握することは難しいかも知れませんが…)

電力自由化は、現在国をあげて進めている電力システム改革の一部です。
今回のトラブルによって、電力システム改革を遅らせることにならないよう願っています。

このような現状を踏まえて、
「新電力への切り替えは一旦様子見にして、太陽光発電で電気代削減を狙おうかな」
とお考えの方や、
「太陽光発電を設置するなら、やっぱり自社施工の会社にお願いしよう」
とお考えであれば、お気軽にソーラーパートナーズまでお問い合わせください。