ソーラーパートナーズ独自の取組

第32回太陽光発電シンポジウム(2015年10月22日(木)、10月23日(金))に行ってきました

「第32回 太陽光発電シンポジウム」について

2015年10月22日(木)、23日(金)の2日間に渡って開催された「第32回 太陽光発電シンポジウム」に参加してきましたので、内容を報告したいと思います。

「太陽光発電シンポジウム」とは、一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)が主催する、太陽光発電業界に特化したシンポジウムです。

一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は、太陽光発電の企業によって構成される業界団体です。
経済産業省から委託を受け、太陽光発電の設備の認定を行う業務を代行している事でも知られています。

太陽光発電シンポジウムは、経済産業省や、大学、地方公共団体、太陽光発電関連企業などのキーパーソンが集まり、それぞれの取り組みや考えなどを発表する場となっています。
ソーラーパートナーズも、第27回から6年連続で参加しています。

各方面の第一線で活躍する方々の話を一気に聞くことができる、本当に学びの深い、貴重な機会となっています。

第32回は、「100年先まで続く太陽光発電の安定成長を目指して」というテーマで開催されました。
固定価格買取制度の優遇期間が終了した後ということもあり、固定価格買取制度なしでどのように発展していくべきかといった展望が示されました。

この中で、印象に残った話をご報告したいと思います。

太陽光発電の100年後を見据える、資源エネルギー庁の「PV100年構想」

経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課長から、「PV100年構想」に関する発表がありました。

「新エネルギー対策課長」といえば、太陽光発電に関する政策を進める中心人物です。
業界関係者は、みんな真剣な眼差しで発表に耳を傾けていました。

「PV100年構想」の「PV」とはPhotovoltaicの略で、「太陽光発電」のことです。
PV100年構想とは、「コスト低減・電力システム改革・地域との共生の3つを同時にうまく進めていくことができれば、太陽光発電は100年後、基幹電源として存在感を発揮することができる」という話だったと理解しました。

2012年に始まった固定価格買取制度(FIT)は、再生可能エネルギーを普及させるための一時的なカンフル剤にはなりますが、ゆくゆくは固定価格買取制度(FIT)がなくても自立成長できるようになっていかなければいけません。
そういう意味で、「FITにだまされるな!FITがすべてではない」という新エネルギー対策課長の言葉が印象的でした。

また、「2030年度には再生可能エネルギーが電源構成のうち22~24%になるという見通しを発表したが、これは、再生可能エネルギーが基幹電源になることを示す」という話が出ました。
その中でも、「太陽光発電に最も期待している!」という言葉は、太陽光発電業界にいる者として、とても心強く感じました。

ちなみに、電源構成の22~24%という数字は、国民負担を2兆4千億円に抑えることを前提に算出されています。
そのため、想定よりもコスト削減が進むようなら、この割合はまだまだ増やせるそうです。
業界全体でしっかりと努力して、少しでも多くの電源を担えるようになりたいものです。

太陽光発電は自家消費へ

ブルームバーグニューエナジーファイナンス(以下、ブルームバーグ)の発表では、「ソケットパリティ」の試算がありました。

ブルームバーグは、ニューヨークに本社を構える大手総合情報サービス会社です。
情報発信や分析等を行う、世界的な企業です。

ブルームバーグでは、グリッドパリティソケットパリティという用語は明確に使い分けているそうです。
グリッドパリティが「卸価格と等価」であることを表すのに対して、ソケットパリティは「小売価格と等価」であることを表すそうです。

消費者の視点で見れば、電力会社から買う電気よりも太陽光発電で作った電気が安くなっているかどうかが重要なので、「ソケットパリティ」の方がより気になる指標となります。
ブルームバーグによると、2015年時点の発電コストは22.6円/kWhとなっており、既にソケットパリティに到達していると試算していました。

電力会社から電気を買うよりも、今はもう、太陽光発電を買って自宅で電気を作った方が安い世の中になっているので、今後は自家使用することを目的とした「分散型太陽光」が急速に伸びていく見通しとのことでした。

自家消費という点では、三菱電機からも自家消費型の太陽光発電に関する話がありました。
三菱電機の発表の中では、さまざまな条件でのシミュレーションを提示しながら、自家消費でも十分メリットが出ることを説明していました。

今後は、自家消費がどんどん広がっていくことが実感できました。

太陽光発電と電気自動車の距離が近づいていく

セキスイハイムの発表もとても面白いものでした。
2014年は、「これからはゼロエネルギーハウス(ZEH)!」という発表をされていましたが、2015年は「ZEHの次」についての話が出ました。

ZEHとは、自宅で消費するエネルギーよりも、自宅で創るエネルギーの方が大きい住宅のことです。
つまり、ZEHを進めていくということは、各住宅単位で見ると、エネルギーが余る状態になるわけです。

余剰買取制度がある現在では、余った電気は売電すれば良いわけですが、将来的に余剰買取制度がなくなったり、すごく安い単価でしか売電できなくなることも考えられます。
そうなったときには、余ったエネルギーの効率的な受け皿が必要となります。

セキスイハイムでは、そのエネルギーの受け皿として、電気自動車が良いのではないかと考えているそうです。
セキスイハイムで家を建てたお客様のことを真剣に考えていくと、自然とZEHから電気自動車への流れに行き着くとのことでした。

『今後は住宅メーカーが自動車もセットで提案する時代になるのか』と、興味深かったです。

また、日産自動車からも、「走る蓄電池」として電気自動車についての発表がありました。
蓄電池は万一のときの備えと考えると、家に停まっているときもあれば、遠くへでかけていることもある電気自動車では、万一の備えにならないと感じてしまいます。

ところが、「通勤で自家用車を使っている人以外は、意外と自宅に停まっている時間が長い」というデータが示されていました。
それなら、電気自動車を蓄電池として導入することも一理あるなと腑に落ちました。

今後は、太陽光発電と電気自動車のコラボが、もっともっと出てくるかも知れませんね。

まとめ

今回の発表をいろいろと聞いていると、近未来の世界を覗き見してきたような気がしました。
最近では太陽光発電に関するさまざまな課題が取り沙汰されていますが、それでもやっぱり太陽光発電はまだまだ広がっていきそうだと感じました。

ソーラーパートナーズも、魅力的な未来を作るためにも、太陽光発電の普及に貢献していきたいと思います。
そのためにも、今回のシンポジウムなどの会合には積極的に参加し、情報収集と情報発信を行ってまいります。
太陽光発電の導入をお考えの方は、ぜひソーラーパートナーズまでお問い合わせください。