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エネルギー基本計画の政府案発表から読み取る太陽光発電の今後

エネルギー基本計画の政府案発表

2月25日にエネルギー基本計画の政府案が発表されました。
メディアは原発の表記が「基盤となる重要なベース電源」から「重要なベースロード電源」という表記に変えたという事で、その解釈等で盛り上がっていましたのでご存知の方も多いと思います。

総数75ページにも及びますが、興味のある方は是非読んで頂きたいと思います。

エネルギー基本計画について|資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/kihonkeikaku/new_index.htm

エネルギー基本計画の名の通り、日本のこれからのエネルギーをどのようにしていくのかという計画を現状把握から始まり、短期、長期含めて書かれています。
太陽光発電を検討する際にも光熱費が下がる、売電収入が入るというだけでないまた違った視点が得られると思います。

太陽光発電は今後どうなる?

「興味のある方は読んでみて…」とは言ったものの、こんな75ページにも及ぶ小難しい文章、仕事で絡んでいない限り読みません。
みなさん、そんなに暇じゃないのもわかっています。
ですから今回は太陽光発電がこの計画でどのように書かれているかを解説致します。

風力や水力なども含めた再生可能エネルギーという括りでの表記ですが、下記の様に方向性の説明が書かれています。

2013年から3年程度、導入を最大限加速していき、その後も積極的に推進していく。そのため系統強化、規制の合理化、低コスト化等の研究開発などを着実に進める。
エネルギー基本計画(案)|第2節 各エネルギー減の位置づけと政策の時間軸|資源エネルギー庁

これが結構重要な話になっています。

この中で2点、太陽光発電についてプラスのことが書いてありましたので、思わずガッツポーズをしてしまいました。

再生可能エネルギーは2013年から3年程度、導入を最大限加速

元々2012年7月1日に固定価格買取制度がスタートした際に法律の中で、以下の様に謳われています。

集中的に再生可能エネルギー電気の利用の拡大を図るため、この法律の施行の日から起算して3年間を限り、調達価格を定めるに当たり、特定供給者が受けるべき利潤に特に配慮するものとする
電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行令|資源エネルギー庁

ですから来年度(平成26年度)まではある程度高い買取価格が設定されることが約束されていました

3年の期間というものに慣れてしまっていたのでさらっと流してしまいそうになってしまったのですが、よく考えるとこれ非常にわかりにくい表記です。
当初の法律内での3年優遇は2012年7月1日から3年間ですので2015年7月1日までです。

売電価格等は基本年度単位で変更され4月1日で切り替わりますので、来年度(2014年4月~2015年3月)までは優遇され、もしかしたら3か月だけ延長措置があるかもしれないなというのが大方の予想でした。

ここで、先程の文章の中に、
「2013年から3年程度、導入を最大限加速していき…」
という文言がありました。

今回の2013年から3年というのは、普通に考えると2013年1月~2015年12月までです。
もともとより6か月延びています。
そして年度の締めまで残り3か月です。

こうなると再来年度まで優遇策が続く可能性があると考える方が妥当です。
というよりもそう願います。

再生可能エネルギーは2015年以降も積極的に推進していく

しかしそれよりも何よりもガッツポーズした2つ目のポイントの方が大きいと感じています。
ずばりその部分は「その後も積極的に推進していく」の部分です。

優遇期間の後にどうなるのかというのがわからなかった部分なのですが、大方針として推進していくという事がわかれば導入する方の不安解消にも繋がりますし、我々の仕事にも身が入るというものです。
ちょこちょこ再生可能エネルギー推進に反対の意見も入ってきていたので結構気が気ではない部分でありましたがこれで安心です。

まとめ

来年度(平成26年度)の売電価格(買取価格)の発表は、例年ですと2014年3月中旬以降になされます。
今検討している方で今年度(平成25年度)の売電価格38円を視野に入れられている方は、設備認定の申請期間の問題はありますが、まだ間に合う可能性が高いので、大急ぎで検討・契約・申請をしてください。

これから始める方も、もうじき来年度(平成26年度)の売電価格(買取価格)が発表されます。
住宅用に関しては国の補助金は無くなりますが、都道府県、市区町村単位の補助金が出る自治体は引き続き存在します。

自治体の補助金は4月、5月のところで再開され予算の関係上すぐになくなってしまいますので、どちらにしろ検討には良いタイミングです。

皆様の太陽光発電システムが滞りなく導入され、たくさん発電することを祈っています。

エネルギー基本計画の政府案発表から読み取る太陽光発電の今後 への2件のコメント

  1. 山田章雄 より:

    再生エネルギーは、とことん利用することが良いと考えており、今回は2歩目の前進と期待しています。ただ太陽光に焦点が当たっていますが、エネルギー効率から考えると、太陽熱利用(温水器)がもっともっと進むべきであり、真冬の寒い北風を熱に変換して部屋を暖める等、国が主導してシステム価格を下げ更に普及して行くことを期待しています。

    • ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

      山田章雄 様

      コメントありがとうございます。

      確かにそうですね。
      地熱とかも頑張って欲しいです。