太陽光パネルのリサイクル事情を知りました。公益社団法人主催のシンポジウムに登壇

Recycling by Andy Arthur, on Flicker

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太陽光発電のシンポジウム「太陽光発電の知恵袋」に参加してきました

1月26日(日)に、日比谷コンベンションホールで行われた、公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)主催の太陽光発電のシンポジウム「太陽光発電の知恵袋」~納得するまで調べてみよう~に参加してきました。

全体のプログラムとしてはこんな様な内容でした。

  • 資源エネルギー庁 村上敬亮 課長『日本のエネルギー事情について』
  • 世田谷区 竹内明彦 副参事『せたがやソーラーさんさん事業について』
  • JPEA(太陽光発電協会) 岡林義一 センター長『PV施工技術者制度について』
  • ソーラーパートナーズ 中村雄介(私) 『太陽光発電のトラブル事例について』
  • 北九州産業学術推進機構 野田松平 参与『太陽光発電パネルの廃棄に向けた課題について』

私の発表もそれなりに盛り上がったように思います。。。

基調講演は資源エネルギー庁の村上氏「日本のエネルギー事情について」

基調講演は資源エネルギー庁新エネルギー対策課の村上課長でした。
村上課長は日本の再生可能エネルギーのキーマンです。
そして話がとてつもなく面白い。
正直、基調講演でこんなに会場盛り上げられるとその後やりにくくてかなわないと思うほど面白かったです。

この基調講演で印象に残っているのは改めて思い知った現在の日本のエネルギー事情です。
要はエネルギー自給率が低い事が昔からの課題で石油一辺倒であまりにリスクが高かったものを天然ガスなどに分散。
さらに中東一辺倒であった取引先もアジア諸国に分散し、とにかくリスク軽減に努めてきた歴史の話が印象深かったです。

現在の日本のエネルギー自給率は4%と言われています。
先進国で1ケタなのは日本だけだそうです。
純国産エネルギーである再生可能エネルギーの普及はとにかく進めなければいけないと強く思う事ができました。

太陽光発電パネルのリサイクルと廃棄に向けた課題

最後に資源エネルギー庁より委託され、太陽光発電パネルのリサイクル技術等を研究している北九州産業学術推進機構の野田参与からの発表がありました。
具体的なリサイクル技術の研究は進んでいて、太陽光パネルは95%以上のリサイクル率が既に達成されているとの事でした。

今後の実用化に向けての一番の課題はリサイクル処理センターの運用の為の廃棄パネルの大量かつ安定的な確保が不可欠であるという事でした。
メガソーラー等大型のシステムからの廃棄パネルの安定供給をベースに住宅用の小規模の廃棄パネルをオプション的に組み合わせていくのがよいのではと結んでいらっしゃいました。

ただその後のトークセッションで村上課長が指摘されていらっしゃいましたが、日本の太陽光発電システムの廃棄問題の一番の難しい所は住宅用のパネルの廃棄の方が先に始まってしまう事です
小さな規模で不定期に発生する住宅用の太陽光パネルをどう回収していくのか、どのルートで回収することが可能なのか、解体業者なのか、工務店なのか、屋根業者なのか。

国としてはまた時間的猶予があるので数年のスパンで調査を行うように既に動き出しているそうです。
そしてこれはおそらくと注釈をつけたうえで将来何かしらの制度を作ると思うとおっしゃっておりました。

まとめ

太陽光発電システムは安定的な電力供給はできません。
調整電源としての火力発電がセットで必ず必要となってきますのでベース電源とはなりえません。
それでも、地球環境の観点以外にも日本のエネルギー問題解決の観点からも、一定のシェアをとるまでの普及拡大が必要であると改めて感じました。
そして多くの方々がそれぞれに趣向を凝らし太陽光発電システムの普及を担っている事を具体的に知る事ができました。

今回のシンポジウムでの一番の収穫は、太陽光発電システム、再生可能エネルギーが更に好きになれた事だと思います。

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第三回はシャープエネルギーソリューション株式会社エネルギーシステム事業部長、桃井恒浩氏にインタビューしてきました。

「シャープBLACKSOLARの性能が急上昇している理由」「待望のヘテロ接合×バックコンタクトパネル」など盛りだくさんの内容を語っていただきました。

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太陽光パネルのリサイクル事情を知りました。公益社団法人主催のシンポジウムに登壇 への2件のコメント

  1. 丸内弘雅 より:

    屋根からの撤去と考えるとき、屋根板に変わる太陽電池を開発すればよい、とはなりませんか。軽くて、丈夫で耐久性のある。補修の問題もありますね。しかし、多くの製品の問題で、回収・リサイクル・分解・無公害で自然にかえすまでの責任を負わない企業の問題です。利用する私たちとしては、製品はとてもありがたい物ですから、買い替えをするときに(買い替えの必要を繰り返すと思う)交換するシステムを作ることです。リサイクルを前提した製品開発です。それは今後始まるといって、逃げ口実に、交換回収をしないのは、企業のエゴで、回収を役所に任すのは、いくら納税しているといってもおかしい、回収システムをつくり、その経費を減税するのが当然と思う。
     私は、リサイクルは大切と思うのと、出来ると思うから、まずこの思いになる。

    • ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

      丸内弘雅 様

      コメントありがとうございます。

      江戸時代は循環型社会であったと聞きます。
      そして当時はリサイクルありきという事ではなくモノが無い時代ですので必要に駆られての循環社会であったと聞いた記憶があります。

      そうなるとモノがあふれた現代とリサイクルというのは一番遠い存在なのかもしれません。

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