あの中国メーカーは今後どうなる?中国政府が、太陽電池企業を選別
中国政府が、太陽電池企業を選別
中国の工業情報化省(中国工業・信息化部(工信部))から、中国政府が一定の基準を満たしているとみなされた134社がリストアップされ公表されました。
中国には500社を超える太陽電池関連企業があるとされており、4分の3が落選したと言えます。
シリコン材料や太陽光パネルなど太陽電池に関わるメーカーに対し、「太陽電池製造行規範条件」という2012年の生産実績や稼働率、技術水準などの条件を設定し、これらを満たしたのが今回発表された134社ということです。
「太陽電池製造行規範条件」に落選したらどうなるのか
落選した企業は金融機関からの融資を得にくくなるだけでなく、これまで太陽電池製品に認められてきた輸出時の関税還付の優遇策も受け取れなくなります。
輸出中心の企業は大打撃ですが、国内市場においても国有電力会社などの入札参加が難しくなりこちらも大幅に受注機会は減るとみられています。
供給過剰による過当競争をなくし、健全な市場の形成に向けて中国政府が大ナタを振るった格好です。
中国メーカーの「あの会社」は入っているのか?
こうなると気になるのは「自分が検討している中国企業は大丈夫か」という事だと思います。
リストは中国語なので調べるのに苦労しましたが、せめて名の聞くメーカーはどうなのか気になりますので調べました。
まず真っ先に気になるのはサンテックパワーです。
日経新聞の記事では、3月に破たんしたサンテックパワーの中核子会社や、同子会社を救済する新興の江蘇順風光電科技はリストから外れたとありましたが、リスト全部見てみるとサンテックパワーは入っていました。
サンテック―パワーホールディングスになっていますので、ちょっと正直これがどう影響してくるのか、まだわかりません。
この後の情報を開示を待ちたいと思います。
あと有名どころの
- インリーソーラー
- トリナソーラー
- JAソーラー
- ジンコソーラー
- レネソーラ
- カナディアンソーラー
などは見つかりましたが、LDKソーラーは見つかりませんでした。
まとめ
いつも中国企業について、どう思うかという質問をされるたびに、
「どこかは国策で生き残ると思うが、それがどこになるのかはわからないので、結局わかりません。」
と答えてきましたが、これからはこのリストに入っているというのは第一条件になり、このリストも更新されていくようですので、このリストに残ることが生き残りの最低条件となりそうです。
このリストに残ること、外れる事が本当にどのような影響を及ぼすのかを注視するとともに、最新リストの更新もウォッチしておくようにしていきたいと思います。
ファンファンQはどうですか。それと来年には34円になります。
業者はどのように販売していくのでしょうか。今年の金額と同じ利益をオーナー側は上げようとすると、パネルの価格等全体が下がらないと魅力が無くなります。しかしデフレ脱却などで材料費も上がってくるようですし、どうなるのでしょうか。新築の建物は好調のようですが、10kw超えるとなると建物価格も高くなりますから、来年の動向注目です。それと農地がすごく安く変えるのですが、農家でないとダメ。私の地域では、安いです。もったいないですね。野立てなど土地代にかかる費用もバカになりませんから。
大石力 様
コメントありがとうございます。
不勉強で申し訳ありませんが、ファンファンQという会社を存じ上げません。
来年度はどのように販売していくかという事ですが、特段動きは変わらないと考えています。
確かに今年度導入される方よりは得られる利益は減るでしょうが、十分利益は得られますし、
グリーン投資減税は残ります。
正信ソーラーは、選ばれてますか?
田中 様
コメントありがとうございます。
正信ソーラーは中国名称では金壇正信光伏電子有限公司と言います。
調べましたところございました。
更新を楽しみにしております。
リストを何回か目を通しましたが、気になるEGING PVが見当たりません。
入っていますか?
みつゆき様
コメントありがとうございます。
ありますよ。
全額出資子会社の「常州亿晶光电科技有限公司」が82番目にございます。
EGING PVはホームページで億晶光電と書かれていますが、中国語では「億」は「亿」と書きます。
ひとまずご安心なさって大丈夫そうです。
Looop社製のモジュールは134社の内に入っていますか?
島崎 貢 様
コメントありがとうございます。
Looop社は日本の会社ですので入っておりません。
このリストは中国政府が発表した中国企業を対象としたものになります。