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太陽光パネルメーカー ホンダソルテック事業終了

監修者
中村雄介 ソーラーパートナーズ専務取締役

著書2冊、NHKをはじめメディア出演多数。

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太陽光パネルメーカー ホンダソルテック事業終了

本田技研工業株式会社の100%出資子会社ホンダソルテックが来年2014年2月に受注を終了し会社を解散する予定である事を先月30日に発表しました。
これまで販売したホンダソルテックの太陽光発電システムのアフターサービスについてはホンダ開発株式会社を窓口として引き継ぐとのことです。

化合物系太陽光パネルCIGS

2006年に設立され、甲子園球場にパネルを設置した事で有名になったホンダソルテックでしたが、中国メーカーをはじめとした競争過熱により業績悪化が続き赤字体質からの改善ができないと判断したようです。
シリコン系が主流の市場でソーラーフロンティアホンダソルテックの2社が化合物系パネルで存在感がありましたが、販売拡大に比例して生産能力の拡大、変換効率の増加を果たしていったソーラーフロンティアにそのポジションを奪われてしまったような恰好です。

ホンダソルテックはCIGSパネルで銅、インジウム、ガリウム、セレンの4種類を原料としており、ソーラーフロンティアはCISパネルで銅、インジウム、セレンの3種類を原料としたパネルです。
生産能力はホンダソルテックが約30MWなのに対し、ソーラーフロンティアは既に1,000MWの生産能力を誇ります。
変換効率もホンダソルテック12.49%、ソーラーフロンティア13.84%とだいぶ差が開いてしまいました。

どのメーカーが生き残るのか

一昔前(3年前)は太陽光発電メーカーは

  • 「超高効率だけど値段が高い」SANYO
  • 「高効率な単結晶なのに割安」な中国メーカー
  • 「効率は普通の多結晶だが安い」国内メーカー

という3グループに棲み分けができていました。

ただ、SANYOしかいなかったポジションに東芝がサンパワーの超高効率パネルを引っ提げて参入した為低価格化が進みました。
その結果、「超高効率だけど値段が高くない」パナソニック、東芝というグループができました。
中国メーカーが単結晶パネルを割安で販売を始め、多結晶パネルでの勝負ができなくなってしまった為、シャープ三菱など国内メーカーが単結晶パネルに移行しました。
結果「安い中国メーカー単結晶」「国内メーカー単結晶」という2つのグループができました。
そしてそこに「効率は低いが安い化合物」としてホンダソルテックソーラーフロンティアが入ってきました。

まとめ

パナソニックと東芝の競争が進みさらに低価格が進んだ為、通常の単結晶パネルメーカーは差別化が難しくなっています。
割安な中国メーカーも東芝が中国メーカーか台湾メーカーから仕入れている200Wパネルを販売した事により肩身が狭くなっています。
化合物系はこれでソーラーフロンティアの独占です。
大手ハウスメーカーとの提携により勝手に販売が進む新築は別として、既築の住宅用太陽光発電市場は今後、

  • パナソニック
  • 東芝
  • ソーラーフロンティア

の3社が引っ張っていく形になると思います。