ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ独自の取組

太陽光発電と気温の関係  暑い夏、発電量はどうなる?

気温は太陽光発電の発電量に大きく影響する

熊谷で観測史上最高の41.1度を記録するなど記録的な暑さが続いていますね。

暑い夏には直射日光に晒される太陽光発電パネルも、野菜炒めが作れるほど?表面温度が高くなってしまいます。

実はこの暑さ、発電量とも深い関係があるということはご存知でしたでしょうか。

暑いと発電量は落ちる

結論から言うと太陽光発電は暑いときには発電量が落ちます。

毎年春先になると、太陽光発電をご検討されている方から「発電量が増える夏場に間に合うように設置したいのですが、まだ間に合いますか?」とよく聞かれます。

「実はパネルの表面温度が高くなってしまうので、夏場が一番発電量が多いわけではないんですよ」と案内して、少しがっかりされてしまうというのが毎年の恒例行事です。

温度上昇によって太陽光発電の発電量はどれぐらい落ちるか

それでは、パネルの表面温度が高くなると太陽光発電の発電量はどれぐらい落ちるのでしょうか。

温度上昇の耐性はメーカーによって異なりますが、夏場は概ね10%程度の出力低下となることが多いです。

メーカー別で見ると、東芝、ソーラーフロンティア、パナソニックは温度耐性が非常に優秀です。

各メーカーの温度ロスの差を表にまとめましたのでご確認ください。

(2019年11月改定)
メーカー
(型式)
年間平均ロス夏期ロス春秋期ロス冬期ロス
東芝(エクセレント)
TOSHIBA

(SPR-E20-250)
4.6% 7.4% 4.6% 1.7%
東芝(GXシリーズ)
TOSHIBA

(TGX-280PM-WHT-J)
4.6% 7.4% 4.6% 1.7%
東芝(プレミアム大型)
TOSHIBA

(SPR-X22-360)
4.6% 7.4% 4.6% 1.7%
東芝(プレミアム標準)
TOSHIBA

(SPR-X21-265)
4.6% 7.4% 4.6% 1.7%
ソーラーフロンティア(smaCIS)
SOLAR FRONTIER

(SFM110-R)
7.3% 10.0% 7.0% 5.0%
ソーラーフロンティア(標準タイプ)
SOLAR FRONTIER

(SFK185-S)
7.3% 10.0% 7.0% 5.0%
パナソニック(HIT)
Panasonic

(VBHN252WJ01)
7.7% 10.3% 7.7% 5.2%
長州産業(HIT)
CIC

(CS-N245SJ03)
8.7% 11.6% 8.7% 5.8%
長州産業(Gシリーズ)
CIC

(CS-320G31)
9.9% 13.2% 9.9% 6.6%
シャープ(ブラックソーラー)
SHARP

(NQ-256AF)
11.2% 15.0% 11.0% 7.5%
長州産業(Bシリーズ)
CIC

(CS-274B61)
13.2% 17.6% 13.2% 8.8%
カナディアンソーラー(QUORCA)
Canadian Solar

(CS6V-250MS)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
京セラ(エコノルーツ)
Kyocera

(KJ220P-3MRCG)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
京セラ(ルーフレックス)
Kyocera

(KJ260P-MPTCG)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
三菱電機(マルチルーフ)
MITSUBISHI

(PV-MA2500N)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
三菱電機(標準タイプ)
MITSUBISHI

(PV-MA2450N)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
ネクストエナジー(高出力タイプ)
Next Energy

(NER660M300)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
Qセルズ(Q.ANTUM)
Q.cells

(Q.PEAK-G5.1 315)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
シャープ(多結晶タイプ)
SHARP

(ND-175AC)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%
シャープ(単結晶タイプ)
SHARP

(NU-226AH)
15.0% 20.0% 15.0% 10.0%

夏期:6~9月。春秋期:4~5月と10~11月。冬期:12月~3月

原則的には発電量シミュレーションでは温度ロスも考慮されているが…

もちろん、メーカーが用意している発電量シミュレーションでは温度上昇によるロスも踏まえた上で算出されます。

標準的な発電量シミュレーションの計算式は以下の通りです。

mth-system_hatsudenryou-01_02

夏場の温度上昇も加味して発電量シミュレーションが算出されますのでご安心ください。

しかし一点注意が必要なのは、メーカーが算出したシミュレーションを用いずに販売店が独自に算出したシミュレーションを使っているケースです。

一部の販売店では温度上昇のロスを考慮しているかどうかに限らず、発電量をでたらめな計算式で算出しているケースが散見されます。

もしもお手元の発電量シミュレーションの内容に不審な点があれば当社までご相談ください。

アドバイザーがシミュレーション内容が適切かどうかを解説いたします。

関連記事
太陽光発電見積もりの発電量詐欺が頻発!日照時間で発電量の計算は100%できない

太陽光発電の発電量が一番増えるのは5月頃

年によって前後することはありますが、一年のうちで発電量が最も多くなるのは5月頃です。

日射量が多く、気温もそこまで高くならないので発電量が多くなります。

下記は各種条件を踏まえた月ごとの発電量シミュレーションの一例です。

5月の発電量が最も高いことがご確認いただけるかと思います。

しかし、「5月頃が一番発電量が多くなりますよ」とお伝えすると、「それなら来年の5月頃を目処に検討しようかな」とお考えになるかもしれませんが、その必要はありません。

当たり前ではありますが、いつ太陽光発電を設置しても固定買取期間の10年(10kW以上は20年)の間に、5月が10回巡ってくることは変わらないからです。

むしろ、売電価格が年々低下することを考えると、導入を考えたタイミングでお早目に設置するのがおすすめです。

太陽光発電を設置すると室内は涼しくなる

ちなみに、太陽光発電を設置すると夏場の屋内の温度に変化があることはご存知でしょうか。

実は太陽光発電を設置すると夏場の屋内の気温が涼しくなります。

なぜ屋内が涼しくなるかというと、太陽光発電のパネルを設置することで直射日光を遮ることになるためです。

株式会社ポラス暮らし科学研究所の実験によると、太陽光発電を設置することで野地板裏面温度が10.92度低くなるというデータがでています。

屋根表面温度 野地板裏面温度測定値 温度差
モジュール未設置 モジュール設置
夏場 70度 49.32度 38.4度 -10.92度
※株式会社ポラス暮らし科学研究所調べ

実際に設置した方の話を聞くと、室温では2度~5度程度下がるようです。

今年の夏は酷暑ということもあり、「太陽光発電を設置すると室温が下がる」というメリットを求めて太陽光発電を検討する方がとても多いです。

関連記事
それホント?夏涼しくなり冬暖かくなる、という住宅用太陽光発電のメリット

まとめ

太陽光発電と気温の関係は以下の通りです。

  • パネルの表面温度が高くなると発電量は落ちる。
  • メーカーによって温度耐性は異なる。温度耐性が優れているのは東芝、ソーラーフロンティア、パナソニック。
  • 一年で一番発電量が多いのは5月ごろ。日射量が多いが暑くはないことが理由。
  • 太陽光発電は直射日光を遮るので室温が2~5度程度下がる。

ちなみに、以前に「太陽光発電の職人さんに夏の工事で差し入れされて一番嬉しいものは何か」というアンケートをとってみましたが、一位はスポーツドリンクでした。

関連記事
太陽光発電の職人さん達に質問!夏の工事日に差し入れされて嬉しかったものはなに?

今年の夏は酷暑ですが、ソーラーパートナーズの認定企業は暑さにめげずに対応いたします。

ご提案ご希望の方は是非お気軽にご依頼ください。
(ご提案の際には冷房の温度は少し涼し目にしていただけると嬉しいです!)