太陽光発電の設備認定を先に済ませ軽微変更を使ってメーカー選びは後でゆっくり??
今日の太陽光発電相談事例
福岡県の方から太陽光発電の相談を頂きました。
相談内容はごく普通の
「どのメーカーが良いと思うか?」
という内容だったのですが、これから初めて太陽光発電の見積もりをとるという割には、妙に太陽光発電に詳しい感じがしたので同業の方なのかなとも思ったのですが、そうではありませんでした。
この方には本当にびっくりしました。
積極的というか自発的というかこういう方がいらっしゃるのだという驚きです。
何に驚いたかと言いますと、3月末までにご自身で設備認定と電力会社への電力受給申込手続きを完了させたというのです。
つまり売電価格42円を確定させているので、これからゆっくり検討を始めていこうというのです。
そして実際に設置するときは、売電契約の「軽微な変更」を利用する、というやり方とっているです。
このやり方に問題はないのか?
電力会社に足を運び、手続きに何が必要かを聞きながら全部一人で行ったそうです。
とにかく驚くばかりです。
ただ、ちょっと想定通りにはいかないかもしれません。
実はこの変更認定については、対応方針が国として固まっておりません。
現在は軽微な変更については、適用される買取価格は変わらないという極めて定性的な表現だけです。
じゃあ軽微な変更というのはどこまでが軽微なのかというのがポイントになってきます。
どこまでが軽微な変更なのか?
この点については、資源エネルギー庁が以下の様なコメント発表しています。
「太陽光パネルの型式を認定時から大幅に変える場合など、設備のコスト構造に大きく影響を与えるような変更を行う場合には、当該変更時の年度の価格を適用すべきとの意見があり、現在変更認定要件の見直しも含めて検討を行っており、今後パブリックコメント等の手続を経て対応方針を決める予定です。」
まとめ
この流れからいくと、ご相談者様が42円でいけるようにするには以下の二点に注意したほうがよさそうです。
- 申請しているメーカーは変えない
- 枚数も大幅には変更しない
こうなると先の相談内容のメーカー相談は意味をなさなくなってしまいます。
ということで、
「まずは資源エネルギー庁の発表を待ちましょう」
という結果になりました。