ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ独自の取組

「太陽光発電アドバイザーとして、原子力発電についてどのように考えているの?」

大阪の方から太陽光発電ではなく原発についてのご相談というか質問を受けました。
「太陽光発電については良いと思うけど結局原発の代わりになるわけでもないし、何のためにあなたはこの仕事やってるの?原発に対してはどう思ってるの?原発賛成なの?反対なの?」
という内容でした。
今までもちょこちょこと原発に対してどのようなスタンスなのかを聞かれる事はありました。
そのたびにゴニョゴニョ濁していた部分ではあったので、電気工事士の勉強が終わって最近本格的に原発の勉強を始めている所であったのもあり、これはチャンスかも!と思い色々とお話をさせて頂きました。

原発の是非を考える時にどのような論点で考えるべきか

どなたも直観的には賛成反対か選ぶことができると思います
ただ仕事上、直観的な話ではなく自分でしっかり調べて根拠をもって自分の立場を取りたいと考えており、結構本気で勉強しています。

賛成派・反対派それぞれの主張を調べていくと、賛成派の本を読むと賛成寄りになります。
逆に反対派の本を読むと反対寄りになるのですが、きちんと調べて自分で判断の根拠を持たなければならないと思います。
なぜなら、同じ事例について書いていてもまったく違う主張が繰り広げられているケースがあるからです。

ですので主張されている方の感情的な部分や、定性的な部分を取り除いて、事実だけをまず追ってそれを自分なりに判断する必要があるので、「これは時間がかかるなあ」という印象をいきなり持っています。
そして今のところは大きく4つのポイントに絞って調べていけばいいかなと考えています。

  1. 電力供給の必要性
  2. 発電コスト
  3. 環境負荷
  4. 放射能リスク

1.電力供給の必要性

原発が無いと電力が足りなくなり、経済の発展が阻害されるという話が当初からされていました。
私も原発について考える時に、真っ先にこの疑問にぶち当たり思考停止するという状態でしたが、今年これだけの猛暑でも特段の節電呼びかけもなく東京電力管内は電力が足りています。
実際に東京で最高気温35度を記録した日の猛暑のピーク(2時~3時)で調べてみると、使用電力は4755万kWでした。
この時の東京電力の供給能力は5292kWとありました。

使用状況は89%と、90%を割り込んでいます。
これだけを見ると電力供給の必要性の論点では原発の必要性は感じません。

2.発電コスト

そうなると、電力が足りているんだから原発いらないんじゃないかとも思うのですが、そうすると次に発電コストの話が出てきます。
同日の電力の内訳をみても7割弱が火力発電によっています。

火力発電のコストが原子力発電のコストと比べて高いし、輸入原料だから価格高騰が起きるかもしれない。だから結果電気代が高くなれば経済発展が阻害される
という話が言われています。

現に火力発電の燃料内訳は直近2年間では石油が2割、天然ガス7割、石炭1割となっています。
ただこの発電コストについては、安いと言われていた原発が実は高いという計算結果もありますので、正確に計算して考える必要がありそうです。
太陽光発電の発電コストについてはちょうど前回のブログで書かせて頂いたので、併せてご覧になって頂ければと思います。

参考記事:太陽光発電の発電コストを10年間で半分以下にする!との発表が政府からありました

まだ原発や火力等の計算を行っていないので、計算根拠を完全に理解してちゃんと同一条件で各発電コスト計算できるようにしなければならないと考えています。

3.環境負荷

仮に、原発の発電コストが実は高かったという事になれば、次に言われるのが、火力発電はCO2の排出量が多いから温暖化に繋がるのでダメだという意見です。
これについてはCO2が温暖化の原因ではないとする説があるのは知っていますし、以前いくつか調べた事があるので、この説を採用するかしないかがポイントになってきます。

4年程前にこの説を始めて知った時は衝撃を受けましたが、特段自分で根拠を調べにいってはいないので再度調べなおす必要があります。
その際に同時に出てきたそもそも地球は温暖化などしていないという説もありましたので、その辺も含めて、各発電形態のCO2排出量とその関係を調べたいと思います。

4.放射能リスク

最後に放射能の問題です。

どのくらいの量がどのような影響を人体に及ぼすのか、低線量被ばくはむしろ身体に良いというような説もありますのでその辺を調べる必要があります。
あわせて放射性廃棄物の処理問題や原発に絡む放射能数値について理解する必要があります。
この辺使われる単位が統一されていないのでぱっと理解するのが難しく整理する必要があります。

まとめ

直観的にはあの大震災の時の惨状を見て、恐ろしいものである事も感じました。
自分の家のそばにあれば論拠も何もなくとりあえずは反対の立場を取っていると思います。

ただ、その恐ろしさを抱えてまで持ち続ける必要があるのか、あるのであればそれは何なのかしっかりと調べたいと思います。
いやそんな恐ろしいものではないのだ、という事であればそれは何故なのか自分が納得できるまで調べたいと思います。
今回のご質問にはこのような事をだらだらと答えて何も意見表明はしていないのですが、最後は何故かがんばれと励まされました。

「太陽光発電アドバイザーとして、原子力発電についてどのように考えているの?」 への10件のコメント

  1. 三谷泰生 より:

    ご自身で言ってるように、結局何を言っているのか分かりませんが、私自身の意見は原発再稼働です。
    今言われているような原発のマイナス部分の話は、最初から分かっていた話で何を今更です。
    「分かっていたなら結婚しなかった」ではなく、「分かっているのに一緒になっちゃった」です。
    そして結婚と違って「まずい」と思っても今更チャラには出来ないのです。

    一つには、原発は動いていようといまいと一旦稼働したからには完全に解体しない限り何も変わりません。
    止まっていても発電タービンが発電するほど回っていないだけで、タービンの回転軸が歪んでしまわない様に少量の蒸気を補助ボイラーで供給していますし、制御棒が入っていても燃料の崩壊熱は発生するし、原子の崩壊は進み放射性物質は増加します。

    つまり、原子力発電は一旦燃料を入れると発電しようがしまいが、盛大に動いているか静かに動いているかの違いだけで、根本的には何も違いは無いのです。
    今の様に発電してないからOKなんてとんでもないんです。
    だけど、核の最終処分方法も見いだせないまま、後はなんとかなるだろうで作ってしまったんです。
    真実を隠蔽して原発を推進した国も電力会社もとんでもないですが、無関心だった国民も今更騒いだって後の祭りです。
    後の祭りだけど、もう結婚しちゃったんです。
    とっとと離婚して無かった事に出来ればそれが一番なんでしょうが、それはもう絶対に出来ないんです。
    だったら、例え出来の悪い悪妻だって、これ以上悪くならないでねってなだめて働いてもらうしかないでしょう。
    タダ飯どころか、小遣いまでくれてやって遊ばれていたんじゃ堪りません。
    動く奴は動かしたら良いんです。

    何度も言う用に動いていても止まっていても同じなんですから、動いてる方が金稼ぐだけまだマシです。
    動かした金で原子炉の解体技術や核の確実な最終処分方法等を確保して貰って、やがてはお引き取り願うしかないと思います。
    再生エネルギー(この言葉もインチキですよね。エネルギーは再生なんかしません。エントロピーは増大するだけなんですから再生なんかしません)の本格的な出番はまだまだ先です。

    太陽光のような自然エネルギーの本格利用には、まだ克服すべき壁がいくつも有る。
    多くは如何に発電レベルを平衡化し如何に蓄電するかに掛かっているかと思いますが、いっそ人間のライフスタイルを大きく変えて、「エネルギーのある時だけ電気を使う」みたいな発想をすればどうかと思います。

    私は小さなヨットにソーラーパネルを付け、バッテリーの放電のバックアップや省電力の電気製品の電力に使っていますが、ヨットという効率的に作られた空間では、人間2,3人が生活するのに100Wのパネルが2枚もあれば十分です。
    冷蔵庫だって動くし、TVだって見れる。パソコンだって出来ます。
    発電しない時は寝てりゃいいんです。何の不自由も有りません。ヨットで遊んでる間は、です。

    普通の仕事やってるとそうはいかないとなるのでしょうが、いつでもどこでも電気が使えるのが当たり前という発想だからそうなるんです。
    人間の生活なんてちょっと前まで電気なしで十分やれてたんですから、そんなにビビる事はないんです。
    よく「石器時代に戻って良いのか」なんて言いますが、電気の無い時代の方が、人間は文化的には優れていたかも知れないのです。
    数々の芸術を見たってそれは証明されるでしょう。

    太陽光だって今はプラスの方ばかり強調されるが、製造過程のエネルギー消費とか償却後の廃棄コストとか誰も何も言わない。
    決して太陽光導入で全て解決なんて思えないですね。
    ですが、エネルギー安保とか環境保全とか様々な観点から、「エネルギーを得る為に、色々な方策を試してみる」のは大切なんだと思います。
    太陽光は現実にある発電システムの一つなんだから、これを育てて行く意義はある。

    同時に今すぐ完全処分の技術の無い原発は、それが確立されるまでは騙しだましでも使っていくしかない!と私は思います。
    繰り返しますが出来の悪い女に手を出してしまって、それを今更無かった事には出来ないんですよ。
    出ていけって放り出しても、家の外からギャーギャー騒ぎ続けるんです。
    タチの悪い事に亭主より長生きなんですよコイツは!
    なんとか黙らせる方策を見つけるまで、子子孫孫に「すまん、ワシのせいでお前達にも迷惑掛けるが、使い様によっては金稼いでくれるから、なんとか頼む」って言うしかないじゃないですか。
    どうですか?

  2. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    三谷泰生 様

    コメント有難うございます。
    参考にさせて頂きます。
    私も早く堂々と明快な根拠をもって
    原発に対して意見表明できるようになりたいと思います。

  3. 山田 敏貴 より:

    原発再稼働に賛成です。
    止めていても、危ないのですから、稼働して発電出来るうちに発電し、少しでも経済的負担を少なくし、解体、破壊処理への道を探るべきだと思います。
    今の、東電、国には、処理を進めるという意識が内容に感じます。最後に税金でケリをつけるなら、少しでも負担を少なく、ベストな方法を探すべきだと思います。
    私は奈良県在住ですが若狭で、事故が発生すれば、汚染されると思いますし、日本では、安全地帯は無いと考えます。

    • ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

      山田敏貴 様

      コメント有難うございます。
      原発のある地域にお住いの方が再稼働を表明するという事の重みを感じます。
      参考にさせて頂きます。

  4. HIRO より:

    お世話になります。
    原発について語る上で大事なことは、その原発のある土地に自ら住んでいるとして、安心して居られるか?ということです。他の土地で第三者的に要るとか要らないとかどうでもいいことです。賢い日本人なら直ぐ明確な回答が出るはずです。それが判断できないことが問題です。
    建物などのコンクリートの寿命も分からず、処理技術もままならぬものをよしとする、その姿は愚かなものです。
    高度に制御されたものがカッコいい的な高度成長期の名残を惜しむ姿は哀れに見えます。始末の仕方も分からないその場限りの振る舞いに。
    格納容器、その他の施設・人材が使い物にならぬうちに、棺おけに入れる道筋を描くべきです。死期を感じた賢い人間がやることを です。

    ソーラー技術は、確実に人間が後始末できるものであり、将来に渡って循環型産業、しかも民間力(すそのね)で運用できます。これこそ拡大産業になる! 分散型エネルギーもに日本では大事なこと。一軒はソーラーつければ、隣近所をまかなっていると思えばグー!
    メガソーラーは、また集中型で送電網など設備への負担も大きい。。。
    暑いときにソーラーいっぱい発電してくれて、涼しい。
    これまた理にかなっています。
    ソーラーは拡大すべきです。
    ソーラーパートナーさんはしっかり頑張ってください。
    日本は、ソーラーの先進国です!

    • ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

      HIRO様

      コメント有難うございます。
      太陽光発電の普及には何の疑いもありません。
      その点は迷わず牽引できるようにしていきたいと思います。
      原発に対しての意見、参考にさせて頂きます。

  5. ウ~ムさん より:

    三谷さんのコメント、やっぱチョット過激かナァ~...。

    確かに、極端に濃縮された核燃料の崩壊は止めようがありませんが、緩慢な崩壊ならば、現在の技術水準でも、おそらくかなり高い信頼度で制御可能だと思います。今のママ原発の燃料として再稼働することには大きな疑問を感じます。
    一度濃縮してしまった核燃料ですが、高圧水蒸気でタービンを回す以外に、或いは海や大気をムダに暖める以外に、なにか他のエネルギー源としてよりリスクの小さな使用法だってあるんじゃないでしょうか。

    わたし個人的にはマイクロ水力に関わっておりますが、現実的には太陽光、風力、地熱(地球コアの核エネルギーも含む。そう言えば風も光も元は太陽の核エネルギーですよね)バイオマス燃焼等々、あらゆる”狭義かつ比較的リスクの少ない”再生可能エネルギーを総動員して必要最小限のエネルギーを確保するのがベストだと信じております。
    化石燃料に関わるCO2主犯説には完璧な反対論者です(^^; ですから、化石燃料は節約しつつ有効に活用すべきと考えています。(これだって、太陽と時間に戴いた貴重な核エネルギーの恵みです。)

    エントロピー云々という解説もありました。
    ここでのわたしの異論は逆に非現実的という誹りを免れないかも知れませんが、次元を変えて考えれば、時空そのものがダイナミックに遷移する世界ではエネルギー保存の法則すら成り立たないと考えております。

    今一度現実に戻って(^^; 少なくとも、ニンゲンとしての時空感覚でエネルギー問題に立ち返ると、今は、まず最大限にリスクを考慮して、あらゆる種類の具体的エネルギーの可能性を、その潜在的ポテンシャルとコストを睨みながら組み合わせ選択して行く事が一番なんじゃないかと思っています。もちろんエネルギーの保存方法や社会構造の省エネイノベーションとかも含めてネ。

    • ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

      ウ~ムさん

      コメント有難うございます。
      マイクロ水力良いですよね!
      申請等が大変と聞いていますが様々な場所への設置が可能そうですので期待しています。
      原発への意見、参考にさせて頂きます。

  6. 飯沢 将武 より:

    昨年から、我が家の屋根に7Hwのパネルを載せています。
    昼間は天気が良ければ売電できています。
    ソーラーは天気に左右されますが、広域で融通し合えば平均化されます。
    でも夜はダメですネ。

    でも、10年くらいの先には家庭用の蓄電池が今想像出来ない位品質・価格ともレベルが上がると信じています。
    自動車を見てもです。
    10年経って買取が終わるころには、中古のパネルで安く発電して自家用の蓄電池に貯めて自家消費なんてことになるような気がしてます。
    三谷さんの[一緒になった嫁さん悪妻でも今更しょうがないから、往生するまで付き合いましょう]はごめんだな~。
    別れ方に知恵を出しましょう、みんなで。

  7. ソーラーアドバイザー中村雄介 より:

    飯沢 将武様

    コメント有難うございます。
    蓄電池もそうですし、個人的にはエネファームも期待しています。
    参考にさせて頂きます。

\ あなたが検討しているのはどっち? /
あなたが検討しているのはどっち?