太陽光発電の導入が「三方良し」であるために
今日の太陽光発電相談事例
岩手県の方からの太陽光発電の相談を頂きました。
もうかれこれ2年半もこのブログ毎週更新しておりますので、ずっと見てくださっている方からすると、またこの話かと思われるかもしれません。
ですが、実際に頂いた生の相談事例をタイムリーに載せていくのが、現在検討中の方への有益な情報となると思いますので書かせていただきます。
頭金として半額を支払った後に、販売会社と全く連絡が取れなくなり、途方に暮れているという状況だそうです。
会社名を伺ったところ、その会社のホームページがまだ検索で出てきましたので、こちらからも連絡をしてみましたが、電話は鳴りはするものの、一向に出ません。
典型的なパターンです。
私たちソーラーパートナーズは会社のミッションを『太陽光発電の健全な普及を牽引する』として運営しています。
そしていくつか重要な価値観をバリューとして定めていますが、そのうちの最上位に位置するのが『三方良し』です。
- 売り手良し
- 買い手良し
- 世間良し
の三方良しです。
買い手である、導入検討をしている方々の役に立てば、と始めたこのブログですが、「買い手だけが得をするような内容を書こう」とは考えていません。
売り手である会社と買い手である導入検討中の方が双方満足してこそ、市場も成長し、健全な普及がなされると考えているからです。
そのように考えた時に、今回の相談事例は、立場によって回答が変わってきます。
買い手である太陽光発電を導入するお客様の視点に立つと、
「今回の様な倒産リスクもあるので、支払いはすべて工事が完了してから全額払うようにしましょう。」
というアドバイスになると思います。
しかし一方で、売り手の販売会社の視点に立つと、
「仕入れまで完了した工事直前になって契約解除を言い渡され、泣く泣く在庫を抱えたという話も時々耳にするので、このような暴挙を防ぐ意味合いでも、ある程度の前入金はしておいてもらった方が良いと思います。」
というアドバイスになってしまいます。
前金を払った後に会社がいなくなるケースも、前金をもらっていないで工事直前にキャンセルされるケースもどちらもレアケースです。
レアケースを元に物事を考えると何事も前に進まなくなってしまいます。
買い手、売り手の双方がお互いを思いやり、バランスの良い地点で折り合いがつくようにしていく事が、重要であると思います。