太陽光発電で自給自足するマンガ「ソーラー女子は電気代0円で生活してます!」を読んで

こんにちは!
「太陽光発電と蓄電池の見積サイト『ソーラーパートナーズ』」記事編集部です。(蓄電池専用ページはこちら)
フジイチカコさんが書いた「ソーラー女子は電気代0円で生活してます!※1」という本をご存知でしょうか?
本とは言っても、全編マンガで描かれていて、とても読みやすい本です。
ちなみに、マンガは東園子さんが担当しています。
「ソーラー女子は電気代0円で生活してます!」のあらすじ

この本では、東日本大震災をきっかけにエコに目覚めた女性が、太陽光発電を自宅に設置して、エネルギーの自給自足生活をする様子が描かれています。
ソーラー女子ことフジイさんが電力会社との契約アンペア数を減らすところから始まり、最終的には電力会社との契約を切って、エネルギーの自給自足生活を始めます。
貯めた電気がなくなって、暗闇の中で苦労しながら料理をしたり、雨が続いて太陽光発電ができないときに、洗濯機の電気が切れて洗濯できなくなるなど、さまざまな壁にぶつかりながらも、努力と工夫で乗り越えていきます。
フジイさんは、電気の仕組みを体系的に理解するために、第二種電気工事士まで取得してしまいます。
また、太陽光発電以外にも、さまざまなエコグッズを駆使して、電気代0円生活を実現していく様子は、読んでいてとても楽しかったです。
初めは弱かった主人公が、さまざまな修行を積んで強くなっていき、冒険を進めていく物語を読んでいるような、ワクワクする感じがありました。
ソーラー女子の装備
それでは、フジイさんが0円生活を送るために整えた装備を見てみましょう。
ソーラー女子の装備1:
太陽光発電システム
太陽光発電で電気代0円生活を送るとは言っても、フジイさんは10kWや20kWといった大規模な太陽光発電を屋根に設置しているわけではありません。
実は、フジイさんは集合住宅に住んでいて、ベランダに太陽光パネルを5枚設置しているだけです。
仮に1枚あたり200Wとすると、わずか1kWの太陽光発電ということになります。
この太陽光発電に自動車用の鉛バッテリーを接続して、電気を使用しています。
このような太陽光発電を蓄電池に直接つなぐシステムのことを自家消費型、もしくはオフグリッド型の太陽光発電と言い、住宅や倉庫の屋根に設置して余った電気を電力会社に売電する太陽光発電とは区別されます。
ソーラー女子の装備2:
チャリ型発電機
わずか1kWの太陽光発電では、雨が続いたり少し電気を使い過ぎてしまうと、すぐに電気が尽きてしまいます。
そこで、電気が不足したときに自力で電気を生み出せるように、エクササイズ用のエアロバイクを改造した自転車型人力発電機を活用しています。
ソーラー女子の装備3:
エコグッズ
自宅で使うエネルギー量を減らすために、フジイさんはさまざまなエコグッズを活用しています。
太陽エネルギーで調理を行うことができるソーラークッカーや、電気を使わない炭火アイロン、冷蔵庫代わりになる保温ボックスなどが、フジイさんが使っているエコグッズです。
この他にも、自作のエコグッズなどがこの本には登場してきます。
もし一般的な大きさの太陽光発電をつけたら
フジイさんは、集合住宅のベランダに1kW程度の太陽光発電システムをつけて電気代0円生活をしようとしたため、さまざまな苦労を乗り越える必要がありました。
でも、住宅用太陽光発電の一般的な出力容量である5kW程度の太陽光発電を設置すれば、もっと簡単で快適に電気代0円生活を送ることができそるそうです。
また、フジイさんが使っている自動車用鉛バッテリーよりも、遥かに容量の大きい家庭用蓄電池も最近は価格が下がってきて、身近なものになりつつあります。
エネルギー収支がプラスマイナスゼロになる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の普及が進む中、フジイさんのように、エネルギーを自給自足する家庭が、これからは珍しくなくなっていくかも知れません。
エネルギーを自給自足できれば、地球環境に良いだけでなく、災害への備えにもなります。
しかも、エネルギーを自給自足できていること自体が、とても楽しいことです。
ぜひ、エネルギーの自給自足をする人が増えていって欲しいと思います。
まとめ
電気代0円生活をはじめた理由を聞かれたフジイさんは、「楽しかったから」と答えています。
『我慢に我慢を重ねるエコ生活』では、ほとんどの人は続かないと思いますが、楽しいことなら、きっとたくさんの人が続けられるのではないかと思います。
「自分で作った電気で生活している」という満足感は、味わってみた人にしかわからない感覚かも知れません。
天気が良くて太陽光発電でたくさん発電していそうなときに発電量モニターを見るのは、単純にワクワクする体験です。
なかなか語られることがありませんが、実は、太陽光発電にはそんな魅力もあるんですね。
フジイさんの電気代0円生活を知って太陽光発電に興味をお持ちになった方は、お気軽にソーラーパートナーズまでお問い合わせください。
※1㈱KADOKAWA刊、定価1200円(税抜)ⒸChikako Fujii,Sonoko Azuma2017