太陽光発電の工事は安心なのか?雨漏りと風圧の対策を徹底解説!

太陽光発電の安心はどのように守られているのか

2009年の売電制度開始以降、住宅に設置された太陽光発電の数は2014年に150万戸を超え、どんどん普及しています。

ですがその陰で、太陽光発電を設置したことによって雨漏りが起きたり、強風でパネルが飛ばされるなどのトラブルがテレビや新聞などで報道されることも出てきています。

太陽光発電は住宅の屋根に穴を空ける建築工事ですので、正しく工事が行われないと雨漏りやパネル飛散などのトラブルが起こる可能性は当然あります。
では、雨漏りやパネル飛散などのトラブルが起こらないような正しい工事はどの様に行われ、どのようなことに注意して工事が行われているのでしょうか?

メーカーの施工ルールが太陽光発電の安心・安全を担保している

太陽光発電の設置工事は、メーカーから細かく指定された施工ルールがあります。
メーカーからシステム保証をうけるためには、施工ルールを守って工事を行う必要があります。

メーカーは、JIS(日本工業規格)に基づいて、太陽光発電システムを設置する部材や施工ルールを決めています。

JISは工業標準化法に基づく国家規格で、日本の工業製品の多くはJISによって品質が管理されています。
太陽光発電もそのうちの一つであり、「太陽光パネルそのもの」「取り付け工事」それぞれがJISに適合している必要があります。

つまり、メーカーの施工ルールを守って工事を行えば、JISに適合する工事が行われ、安心・安全に太陽光発電システムが設置されることになります。

雨水が浸入する経路は4つある

太陽光発電の雨漏りの原因は、雨水がビスを伝って屋根裏に侵入する事で起こります。

太陽光発電の設置が原因となる雨漏りにおいて、架台部分から雨水が浸入する経路は複数あります。
下記はスレートの場合ですが、4つの浸入経路が考えられます。

  • ルーフィングと屋根材のすき間
  • 屋根材と屋根材のすき間
  • 架台と屋根材のすき間
  • ビスと架台のすき間


『3つの安心品質 | 太陽光発電ならソーラーフロンティア』をもとに作成

これらの侵入経路のすべてに防水処理を行うことで、雨水の侵入を防ぎます。

コーキング剤が太陽光発電の雨漏りを防いでいる

どのメーカーも、コーキング処理と呼ばれる、特殊な樹脂(コーキング剤)ですき間を埋める処理で雨水の浸入を防ぎます。

20年以上の使用に耐えられるように、雨水の浸水経路4つにコーキング処理を行います。

浸水経路1:ルーフィングと屋根材のすき間

ドリルで空けた穴から、ルーフィング材と屋根材の間にコーキング剤を注入します。

浸水経路2:屋根材と屋根材のすき間

コーキング用の機材(コーキングガン)を少しだけ引き抜いて、今度は屋根材と屋根材の間にコーキング剤を注入します。

浸水経路3:架台と屋根材のすき間

架台の裏にはゴム材が貼り付けてありますが、架台の周辺にもさらにコーキング剤を塗ります。

浸水経路4:ビスと架台のすき間

ビスの頭にもコーキング剤を塗り、ヘラで整えます。

ビスそのものに防水ゴムがついている場合もあります。
※防水ゴムがついていても、ビスの頭にコーキングをする場合があります。

これだけやって、なぜ雨漏りをする太陽光発電があるのか

メーカーがこれだけ厳重に防水処理を指定しているにもかかわらず、雨漏りをする太陽光発電は存在します。
その理由は、工事会社の経験・知識・倫理観の欠如による不良工事です。

急いで工事を終わらせるために工程を省いてしまったり、知識不足から正しい工事を行うことができなかったり、工事代を安くするために安価な防水材を使ってしまい劣化が早く進んでしまったり…など、メーカーが指定する工事が行われない不良工事になってしまい、JISに適合する強度が発揮されなくなってしまうのです。

雨漏りの原因については過去に詳しく書いた記事がありますので、こちらをお読みください。

関連記事 solar-partners.jp

屋根材・野地板への架台の固定が太陽光パネルの飛散を防いでいる

パネル飛散の原因は、屋根に打ち込むビスの引抜き強度が足りないために起こります。

強風で崩壊した太陽光発電所(福岡県行橋市長井)
太陽光発電施設:台風で飛散、民家直撃 国が被害調査|毎日新聞

野立ての太陽光発電

以前、ニュースで台風により産業用太陽光パネルが飛散する様子が流れたことがありました。
被害を受けたのは、「野立て」という地面に設置するタイプです。

野立ての太陽光発電の場合は、地面の設置に対するメーカーの明確な基準が無いため、強度の低い安価な工事を行ったため、台風の風圧に耐えられず、太陽光パネルが架台ごと地面から引き抜かれて飛散する、ということが起こりました。

住宅に設置する太陽光発電の場合は、屋根への固定方法がメーカーの規定で決められていますので、野立てに比べて飛散することはほとんどありません。

では、どれくらいの風に耐えられるようにできているのでしょうか?

太陽光発電は毎秒60メートルの風速に耐えられる

太陽光パネルの耐風圧は、「JIS C 8990」で定められています。
耐風圧荷重は2,400Paに耐えうる設計となっています。
風速に換算すると、毎秒62メートルになります。

一方、太陽光の据え付け工事の取り付け強度は、「JIS C 8955」という規格で基準が定められています。
どのような基準かというと、地域によって基準風速が規定されており、その範囲で設置可能という事です。

基準風速とは、「建築基準法で定められており、各地域毎に平均的な地形の地上の高さ10mにおける50年に1度の確率で発生する最大風速」を言います。
沖縄県と鹿児島県の南部で毎秒40メートルを超える地域がある以外は、毎秒30メートル台です。

基準風速の大きな地域では、設置する高さが制限されるなどして安全性が保たれています。
50年に一度の確率で発生する風速にも、太陽光発電は対応しているという事です。

ちなみに太陽光メーカー老舗のシャープでは、取り付け工事の耐久性を地上高15m・風速毎秒60メートルにも耐えうる強度としています。 

風、台風に対する耐久性は?

災害時の使用や、耐久性に関するご質問|シャープ

毎秒62メートルを超える風は「猛烈な風」という名前がついており、「住家で倒壊するものがある。」「鉄骨構造物で変形するものがある。」というレベルの強風です。

太陽光発電よりも家の方を心配した方が良さそうです。

まとめ

今回は太陽光発電のリスクの中でも、「雨漏り」「パネル飛散」に対する施工ルールを解説しましたが、メーカーの施工手順書には全ての手順にルールが厳しく定められています。
安心して設置していただければと思います。

太陽光発電は、メーカーも工事会社も安心できる所に任せたい物です。
雨漏り・パネル飛散に限らず、後悔のない様に、疑問に思ったことはきちんと納得した上で設置に踏み切って下さい。

なお、工事に対して、疑問点・不安点があればいつでもお問い合せ下さい。

太陽光発電の工事は、「メーカーの施工ルール」と「工事会社の施工技術」の両方が揃って初めて、安心と言えます。
ソーラーパートナーズでは、工事会社の工事に立ち合い、その内容をチェックする「設置工事みまもりサービス」を行う事で、高い施工技術による安心の工事をお届けしています。

20年以上の使用期間、安心して太陽光発電ライフを過ごしたいという方は、ぜひ一度お見積り依頼して下さい。

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