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レネソーラの発電量の方がパナソニックや東芝の太陽光発電の発電量よりも多いのですが本当ですか

Q
お客様からのご質問

現在、太陽光の見積を現在行っていますが、ある会社よりレネソーラ(バータスII)6.00kWの提案を受けています。
このレネソーラの年間発電量シミュレーションだと7,375kWhなのに対し、また違う会社の東芝(Vシリーズ)6.00kWは年間発電量シミュレーションが6,939kWh、パナソニック(HIT)6.10kWは年間発電量シミュレーションが6,740kWhとなっています。
(どれも見積した会社は違います)

価格はレネソーラが一番魅力的なのですが、本当にレネソーラは東芝やパナソニックよりも年間発電量が多いのでしょうか?
各社の一応、各社とも気象地点(緯度、経度)、設置方角、設置傾斜角度より算出されておりました。
見積前はパナソニックが一番候補でしたが、この結果が正しいのならレネソーラを検討したいのですが…

ちなみに東芝(Vシリーズ)6.00kWの方がパナソニック(HIT)6.10kWよりも安価なうえ、年間発電量は多かったのにも驚いています。
この結果はどこまで信憑性があるのでしょうか?

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

ご質問ありがとうございます。
「レネソーラの発電量の方がパナソニックや東芝の太陽光発電の発電量よりも多いのですが本当かどうか」のご質問ですね。

確かにこの結果ですと同じ容量でもレネソーラーさんがたくさん発電していますね。
このシミュレーション通りであれば、価格もレネソーラーさんの方がお安くなるのが普通ですし投資回収に関しては有利です。

整理するためにそれぞれのメーカーにつきまして、年間発電量÷設置容量の値をまとめてみます。

メーカー 設置容量 年間発電量 年間発電量/設置容量
東芝 6kW 6,939kWh 1,156kWh/kW
Panasonic 6.1kW 6,470kWh 1,060kWh/kW
レネソーラ 6kW 7,375kWh 1,229kWh/kW

確かにこれを見ると断然レネソーラさんの結果が良いですね。
仮に発電した電気を全てご自宅で消費されるとしても、
(7,375kWh – 6,939kWh )×26円/kWh=11,332円
の差が生まれますのでこの差はバカになりません。
※26円/kWhは現在使用している電気料金とします

その上で各メーカーの発電量予測ですが、各社さんの計算根拠が不明であるため単純比較はできません。

レネソーラの発電量予測に関してはこのくらい出る可能性もあるかもしれませんが、かなり強気な数値であるように思います。
設置場所、設置角度、設置地域の日照条件など、かなりの好条件でのシミュレーションではないかと思います。

経験上、太陽光発電を長くやっている会社さんほど発電量予測を少なめに見積もってシミュレーションを出します
それは、後々のトラブルを回避するためです。

当社のサイト内でも繰り返しご案内しておりますが、太陽光発電は「売って終わり」という商品ではなく10年20年と付き合っていく商品です。
そのため、買う前のお客様に過度に期待をさせるわけにはいかないのです。

逆に、東芝さんとPanasonicの方に目を移したいと思います。
この2メーカーをご提案する会社さんはどちらとも実際の発電量よりも控えめにシミュレーションを組んでいらっしゃるように思います。
Panasonicは控えめすぎるくらいですね。

今回の話とは直接関係する話ではないかもしれませんが、以前よりシミュレーションをごまかす会社さんというのは少なからずいらっしゃいます。
以下の通り、2012年ごろも多くいらっしゃいました。

太陽光発電の発電量シミュレーションは妥当か

昨年太陽光発電を設置して、1年間の発電量を記録して確認してみたところ、販売会社から提示されていた発電量シミュレーションの約半分しか発電していないとの事でした。
自己引用:太陽光発電の発電量シミュレーションは妥当か

最近は皆様太陽光発電に詳しい方が多くなってきましたが、この手の相談は後を絶ちませんので、十分お気を付けください。

なお、弊社でプレゼントしております、「太陽光発電6つの地獄とその回避のポイント」という小冊子がございます。
シミュレーションのごまかしについては数値を交えて掘り下げて記載を行っておりますので、よろしければお申込み下さい。

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