二世帯住宅での太陽光発電で気を付けることはありますか?

Q
お客様からのご質問

私の家は、親世帯と子世帯が完全に分離された二世帯住宅です。
つまり、玄関・トイレ、風呂などの構造上もそうですが、電力会社の契約自体も全て別々です。
この場合、太陽光発電を導入する上で、気をつけること(制限事項・ベストな導入環境など)は何かありますでしょうか?

気にしていますのは、子と親の両世帯共に太陽光発電を導入したい場合、電力会社の契約が別々なこと。
それと、屋根が共有スペースのため、屋根に設置するソーラーパネルの設置手法等に制限がないか?ということ。
(パネルに関して、共通使用ができるか?or全設置スペースの内2等分にするしかないか?等)
そして、補助金を受ける上で何か注意することはあるのかどうか気になっております。

一般的な単世帯の場合は色々と情報がありますが、二世帯の場合の情報がありませんので、ご教示頂ければ幸いです。

また、現時点では、県と市の補助金募集が締め切られていますので、新たに募集が始まる来年4月辺りからの導入を考えていますが、この時期に関しても何か気をつけることはありますでしょうか?

以上、お手数ですが、ご回答の程、何卒宜しくお願い致します。

A
ソーラーアドバイザーからの回答
回答者
中村雄介

二世帯住宅への設置も基本的には一般住宅の設置と同じだとお考えください。
特に、電力会社の契約も別に行っていて両世帯に導入する場合は、完全に2つのシステムを設置することとなります。
工事の契約者と電力受給者が同じであることが補助金の条件になりますので、お子様世帯と親御様世帯の両方とも補助金を受けることが可能です。
屋根の面積をどう分けるかは、ご家族でのお話合いになるかと思います。

しかし二つのシステムを設置するということは、
パワコン・接続箱などの全てのパーツが2つずつ必要になりますので、初期投資費用は、大きなシステムを一つ設置するより割高になります。
また余剰電力買取の現制度ですと、お昼の電気使用量が少ない世帯に連系し、メリットの配分はご家族で取り決めるというのが一番効率よいかと思います。
もし屋根の面積が広く一世帯ごとに5kW以上のシステムの設置が可能でしたら、2システムを設置するのも効率は悪くないと思います。

導入時期に関しては、県と市の補助金がいくら出るかによって決められるのがよいかと思います。
国の補助金は現在12月締め切り分までが受給対象とされています。
その補助金も今のペースでいくと12月以前に予算に達してしまうとみられております。
補助金は年々減額方向にありますので、来年の4月以降に補助金が受けられるか、またどのくらいの価格になるか不明です。
売電価格も1kWh42円から下がると思われます。
それらを考慮したうえで、県と市の補助金の方が高いようであれば、4月の導入でも良いかと思います。
しかし、補助金の額の発表は早くから公開されることが少ないですので、間に合うのであれば、11月までの決断をおすすめします。

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